看護師の仕事は常に時間との闘いです。限られた時間の中でメモを取り、記録を書き、報告をこなす毎日だからこそ、使いやすい文房具や便利グッズがあると業務効率がグッと上がります。
この記事では、現場の看護師から支持されている文房具や便利グッズを、用途別に厳選して紹介していきます。新人看護師の方はもちろん、もっと仕事を効率化したいベテランの方にも役立つ内容です。

ボールペン・筆記用具のおすすめ
看護師にとってボールペンは最も使用頻度の高い文房具です。選び方次第で記録の速さも正確さも変わってきます。
3色・4色ボールペン
色分けしてメモを取ることで情報の整理がしやすくなるため、多色ボールペンは看護師の定番アイテムです。例えば、黒はルーティン業務、赤は緊急事項や要確認事項、青は追加指示やメモ、という使い分けが一般的です。
書き味としては、油性インクは水に強く滲みにくいメリットがあります。一方、ジェルインクは滑らかな書き心地で速記に向いています。自分の好みと用途に合わせて選びましょう。
フリクションボール(消せるボールペン)
書き間違えを消せるフリクションボールは便利ですが、公的な記録(カルテ・看護記録・薬剤伝票など)への使用は禁止されている施設がほとんどです。メモ帳やワークシートへの使用に限定しましょう。
フリクションのインクは摩擦熱で消えるため、高温環境(車内放置など)で文字が消えてしまうことがあります。重要なメモには使用しないようにしましょう。
油性マジック(極細)
ラベル記入や物品への記名に使用します。点滴パックや採血管への記入には油性タイプが必須です。ポケットに入るサイズのものを1本持っておくと便利です。
メモ帳・ノート類のおすすめ
ポケットサイズのメモ帳
業務中にサッと取り出してメモできるポケットサイズのメモ帳は必需品です。選ぶポイントは以下の通りです。
- ポケットに収まるサイズ(A7〜A6程度)
- リング綴じなら折り返して使えて省スペース
- 硬い表紙付きなら立ったままでも書ける
- 防水・耐水タイプなら水仕事でも安心
WEMO(ウェモ)バンドタイプ
手首に巻き付けて使えるウェアラブルメモです。油性ボールペンで直接書き込め、消しゴムやアルコール綿で消せるという優れもの。メモ帳を取り出す手間が省けるため、忙しい場面でも素早くメモが取れます。看護師の間でSNSを中心に話題になっている人気アイテムです。
看護師用ワークシート
患者情報を一覧で管理するためのシートです。市販のものもありますが、自分の業務に合わせてオリジナルのフォーマットを作成している看護師も多いです。タイムスケジュール、バイタルサインの記入欄、TO DO欄などを組み合わせたテンプレートがあると、業務の抜け漏れを防げます。

時計・タイマーのおすすめ
ナースウォッチ(懐中時計タイプ)
感染対策の観点から、腕時計の着用が禁止されている施設も多いです。ナースウォッチはクリップやカラビナでポケットやIDホルダーに取り付けられるタイプの時計で、文字盤が逆さまに設計されているため、胸元から引き出してそのまま時刻を確認できます。
選ぶ際は、秒針付き(脈拍測定に必要)、日付表示付き、防水機能ありのものがおすすめです。
キッチンタイマー(カウントダウン機能付き)
点滴の交換時間や処置のタイミング管理に便利です。音量調整ができるものやバイブレーション機能付きのものなら、病室で使っても患者さんの睡眠を妨げません。クリップ付きのコンパクトなタイマーをポケットに入れておくと重宝します。
収納・整理グッズのおすすめ
ペンケース型ポーチ
ポケットの中がゴチャゴチャになりがちな方には、ペンケース型のポーチがおすすめです。ボールペン・ペンライト・はさみ・テープなどをまとめて収納でき、必要なときにサッと取り出せます。
クリップボード(バインダー)
書類を挟んで立ったまま記入できるクリップボードは、外来や訪問看護で特に活躍します。A4サイズでポケット付きのタイプなら、書類の仕分けも同時にできて便利です。
IDカードホルダー(リール付き)
IDカードや鍵を取り付けるリール付きホルダーは、紛失防止に役立ちます。リールの長さが十分にあるものを選べば、身体に装着したままバーコードリーダーにかざすことも可能です。
その他の便利グッズ
ペンライト
瞳孔チェックに使用するペンライトは、看護師の必須アイテムです。LED式のものは電池の持ちが良く、明るさも十分です。ソフトラバー素材のものは落としても静音で、病室での使用に適しています。
駆血帯
施設から支給されるものを使うのが一般的ですが、ラテックスフリーのものやワンタッチ式のものなど、使いやすさにこだわって個人で用意する看護師もいます。クリップ付きのタイプは着脱がスムーズです。
はさみ(医療用バンデージシザー)
テープやガーゼのカットに使用します。先端が丸くなった安全設計のものを選びましょう。ストラップ付きのケースに入れてポケットやベルトに取り付けておくと、すぐに使えて便利です。
電卓
輸液速度の計算や薬剤量の計算に使用します。ポケットに入るコンパクトサイズで、押しやすいボタンのものを選びましょう。スマートフォンの電卓アプリも使えますが、感染対策の観点からポケット電卓を好む方もいます。

新人看護師が最初に揃えるべきアイテムリスト
入職前に何を準備すればいいか迷っている新人看護師の方に向けて、最低限揃えておきたいアイテムをリストアップしました。
- 3色ボールペン(黒・赤・青)× 2本(予備含む)
- 油性マジック(極細)× 1本
- ポケットサイズのメモ帳
- ナースウォッチ(秒針付き)
- ペンライト
- 聴診器
- はさみ(医療用)
- 電卓(ポケットサイズ)
施設によって必要なものが異なるため、入職前のオリエンテーションで確認しておくのがベストです。先輩看護師に「何を使っているか」を聞いてみるのも参考になります。
このなかで価格の幅がいちばん大きいのが聴診器です。長く使うものなので、入職前に一本用意しておくと配属後に慌てずに済みます。
アイテムを選ぶときの注意点
感染対策を意識した素材選び
アルコール消毒ができる素材のものを選ぶと、衛生的に使えます。特に患者さんのベッドサイドで使用するアイテムは、拭き取り消毒がしやすい素材かどうかをチェックしましょう。
騒音に配慮したアイテム選び
タイマーの音量やペンのノック音など、病室で使用する際は騒音への配慮も大切です。夜勤帯では特に静音設計のアイテムが重宝します。
落下・紛失防止の工夫
ストラップやクリップ付きのアイテムを選ぶと、落下や紛失のリスクを減らせます。高価なアイテムには名入れをしておくと、万が一紛失した場合にも戻ってくる可能性が高まります。
Q&A:看護師の便利グッズでよくある疑問
Q1. ナースグッズはどこで買えますか?
ナースリーやアンファミエなどの看護師向け通販サイトが品揃え豊富でおすすめです。Amazonや楽天でも購入可能ですが、看護師専門の通販サイトはレビューが看護師視点で書かれているため、選びやすいでしょう。
Q2. 持ち物が多すぎてポケットがパンパンです。対策はありますか?
まずは本当に毎回使うものだけをポケットに入れ、それ以外はステーション内に置いておく方法が有効です。また、多機能ペン(ボールペン+シャープペン一体型)のように、1つで複数の役割を果たすアイテムに切り替えると荷物を減らせます。
Q3. 先輩からもらったグッズが使いにくいのですが、替えてもいいですか?
もちろん問題ありません。道具は自分に合ったものを使うのが一番効率的です。感謝の気持ちは別の形で伝えつつ、自分に合うアイテムに切り替えましょう。
まとめ
看護師の業務効率を上げる便利グッズは、ボールペンやメモ帳といった基本の文房具から、WEMOのような最新アイテムまで多種多様です。自分の業務スタイルや職場環境に合わせて選ぶことで、日々の小さなストレスを軽減し、ケアに集中できる環境を作れます。
まずは気になるアイテムから一つ試してみて、自分に合う便利グッズのラインナップを少しずつ充実させていきましょう。
参考リンク:



