「友達と休みが合わない」「家族と過ごす週末がほしい」「土日出勤がしんどい」。シフト制の病棟勤務を続けていると、こうした不満がどんどん溜まっていきます。看護師だって、カレンダー通りの生活がしたいと思って当然です。
看護師でも土日休みの職場はたくさんあります。病棟にいると「看護師=シフト制」が当たり前に感じてしまいますが、土日祝日が休みの職場は探せばいくらでも見つかります。
この記事では、看護師が土日休みで働ける職場の種類、年収の変動、土日休み求人を効率よく探す方法を詳しくまとめました。プライベートの充実を求めている方は、ぜひ読んでみてください。

土日休みで働ける看護師の職場一覧
| 職場 | 年収目安 | 土日休み | 夜勤 |
|---|---|---|---|
| 企業の健康管理室 | 450〜600万円 | 完全土日祝休み | なし |
| 治験コーディネーター(CRC) | 400〜550万円 | 完全土日祝休み | なし |
| 医療機器メーカー | 500〜700万円 | 完全土日祝休み | なし |
| 健診センター | 350〜430万円 | 土日祝休みが多い | なし |
| 保育園 | 300〜400万円 | 土日祝休み | なし |
| クリニック(木日休診等) | 350〜450万円 | 日曜+平日1日 | なし |
| 行政機関(保健師) | 400〜550万円 | 完全土日祝休み | なし |
| 製薬会社(学術・MR) | 500〜700万円 | 完全土日祝休み | なし |
| 訪問看護(一部) | 400〜550万円 | 土日休みのステーションあり | オンコール |
| 大学・看護学校の教員 | 400〜600万円 | 土日祝休み | なし |
完全土日祝休みの職場を詳しく解説
企業の健康管理室(産業看護師)
産業看護師は看護師の中で最も「会社員ライクな働き方」ができるポジションです。企業カレンダー通りに休めるので、年間休日120日以上は当たり前。ゴールデンウィークや年末年始もしっかり休めます。
業務内容は社員の健康診断の管理、保健指導、メンタルヘルス相談、職場環境の改善提案などです。看護師としての臨床スキルよりも、コミュニケーション能力やデータ管理能力が求められます。
ただし、求人数が非常に少なく競争率が高いのが最大のデメリットです。転職エージェントに「産業看護師の求人が出たらすぐに知らせてほしい」と伝えておくのが鉄則です。
治験コーディネーター(CRC)
病院や治験施設で、治験(新薬の臨床試験)のスケジュール管理、被験者への説明と同意取得、データの収集・管理を行います。完全土日祝休みの企業が多く、臨床経験を活かしながらデスクワーク中心の仕事に移行できるのが魅力です。
治験コーディネーターは未経験可の求人も多いため、病棟からのキャリアチェンジとして人気があります。ただし、治験の進行状況によっては残業が発生することもあります。

医療機器メーカー(フィールドナース・学術)
医療機器メーカーで、営業担当の技術サポートや学術資料の作成、学会への参加などを行います。年収は500〜700万円と看護師の中ではトップクラスです。出張が多い場合もありますが、土日祝日はしっかり休めます。
健診センター
多くの健診センターは土日祝休みですが、一部の施設では土曜日に健診を実施しています。応募前に土曜出勤の有無を必ず確認しましょう。厚生労働省の健診情報では各種健診制度の概要が確認できます。
製薬会社
MR(医薬情報担当者)や学術担当として製薬会社で働く道もあります。看護師の臨床知識は製薬業界でも重宝されます。年収は500〜700万円と高水準で、福利厚生も充実しています。
クリニックの「土日休み」は要注意
クリニックの求人で「土日休み」と記載されている場合、注意が必要です。
- 木曜・日曜休診→土曜午前は出勤
- 日曜・祝日休み→土曜は半日勤務
- 完全週休2日制→土日どちらかは出勤のシフトの場合あり
- 土日休み→本当に土日両方休みかどうか要確認
「完全週休2日制」と「週休2日制」は意味が違います。完全週休2日制は毎週必ず2日休み、週休2日制は月に1回以上2日休みの週がある、という意味です。求人票の表記を鵜呑みにせず、面接で具体的に確認することが重要です。

土日休みに転職すると年収はどう変わるか
病棟(シフト制・夜勤あり)から土日休みの職場に転職した場合、年収の変動は職場によって大きく異なります。
| 転職先 | 年収変動 | 理由 |
|---|---|---|
| 産業看護師 | 横ばい〜50万円アップ | 企業の給与体系が適用 |
| 医療機器メーカー | 50〜150万円アップ | 企業給与+インセンティブ |
| CRC | 横ばい〜50万円ダウン | 夜勤手当がなくなる分 |
| 健診センター | 50〜100万円ダウン | 夜勤・残業手当なし |
| 保育園 | 100〜150万円ダウン | 給与水準が低め |
産業看護師と医療機器メーカーは、土日休みかつ年収アップが期待できる転職先です。ただし、いずれも競争率が高いため、転職エージェントを活用して非公開求人にアクセスすることが重要です。
土日休み求人を効率よく探す方法
看護師特化の転職サイトを活用する
レバウェル看護やマイナビ看護師では「土日休み」の条件で求人を絞り込めます。加えて、CRCや産業看護師の求人は一般の看護師転職サイトよりも、リクルートエージェントやdodaなどの総合型転職エージェントのほうが充実していることもあります。
ハローワークもチェックする
ハローワークインターネットサービスでは、公的機関や中小企業のクリニックの求人が掲載されています。転職サイトにはない穴場の求人が見つかることもあります。
看護師仲間からの紹介
意外と見落としがちですが、看護師仲間からの紹介(リファラル採用)は有効な手段です。職場のリアルな情報を事前に聞けるメリットがあります。
よくある質問(FAQ)
Q. 看護師で完全土日祝休みの職場は本当にありますか?
A. あります。産業看護師、CRC、医療機器メーカー、製薬会社、行政機関など、企業カレンダーで運営される職場は完全土日祝休みです。
Q. 土日休みの職場に転職するのにおすすめの経験年数は?
A. 3〜5年以上の臨床経験があると、多くの職場で応募可能です。CRCや医療機器メーカーは未経験OKの求人もありますが、臨床経験が評価されます。
Q. 土日休みでも高年収は狙えますか?
A. 医療機器メーカーや製薬会社なら年収600万円以上も可能です。日本看護協会の調査でも、企業勤務の看護師の年収は病院勤務と同等以上というデータがあります。
Q. 子育て中のママナースにおすすめの土日休み職場は?
A. 保育園、健診センター、産業看護師がおすすめです。いずれも夜勤なし・土日休みで、子育てとの両立がしやすい職場です。
Q. 土日休みの求人は競争率が高いですか?
A. 高いです。特に産業看護師と医療機器メーカーは人気が集中します。転職エージェントに早めに登録して、求人が出たらすぐに応募できる体制を整えておきましょう。
Q. 病棟から企業への転職は難しいですか?
A. 業界は異なりますが、看護師の臨床知識は企業でも高く評価されます。面接では「臨床経験をどう活かせるか」を具体的に伝えることが大切です。
Q. 土日勤務の代わりに平日休みのメリットはありますか?
A. 平日休みは、どこに行っても空いている・平日限定の割引が使えるなどのメリットがあります。ただし、家族や友人との時間を優先するなら土日休みのほうが良いでしょう。
まとめ:看護師でも土日休みの働き方は実現できる
- 土日休みの看護師求人は10種類以上の職場で見つかる
- 産業看護師・医療機器メーカー・製薬会社は高年収+土日休み
- 「完全週休2日制」と「週休2日制」の違いに注意
- クリニックの「土日休み」は土曜出勤の可能性を確認
- 転職サイト+総合型エージェントの併用が効果的
- 競争率が高いので早めの登録と行動が重要
「看護師はシフト制が当たり前」という固定観念は捨てましょう。土日休みの看護師は珍しくありません。まずは転職サイトで土日休みの求人をチェックして、自分の選択肢を確認することから始めてみてください。


