転職で履歴書を書くとき、「普通の履歴書と何が違うの?」「職歴はどう書けばいいの?」と悩んでいませんか。履歴書にはちょっとしたコツがあって、それを知っているかどうかで書類通過率が変わってきます。
履歴書は自分を売り込むための営業資料です。限られたスペースの中で、自分の強みと熱意を最大限に伝える必要があります。
この記事では、職歴・資格・志望動機の書き方から、よくあるミスとその対策まで、具体的に解説していきます。

履歴書の基本フォーマット
手書きとPC、どちらがいいか
正直、どちらでも問題ありません。最近はPC作成が主流で、転職サイトのアドバイザーもPC作成を勧めることが多いです。ただし、小規模なクリニックや老舗の施設だと手書きのほうが好まれる場合もあります。迷ったらアドバイザーに聞くのが確実です。
写真は清潔感が命
証明写真は白いシャツに紺のジャケット、ナチュラルメイクが無難です。髪はまとめて、前髪が目にかからないようにしてください。スマホの自撮りはNGです。証明写真機か写真スタジオで撮りましょう。清潔感は職業イメージと直結するため、ここは手を抜かないでください。
職歴の書き方
施設名・診療科・病床数を書く
一般的な履歴書なら「○○株式会社 入社」で済みますが、医療系の場合はもう少し情報が必要です。施設名、病床数、配属先の診療科を書くと、面接官がスキルレベルを一瞬で把握できます。
書き方の例:
○○総合病院(500床)入職
内科病棟(40床)配属
○○総合病院 退職
○○訪問看護ステーション 入職
異動歴も書く
同じ施設内での異動があった場合も記載してください。「内科病棟→外科病棟→ICU」のような異動歴は、幅広い経験をアピールする武器になります。
退職理由は簡潔に
退職理由は「一身上の都合により退職」が基本です。結婚や配偶者の転勤の場合は「結婚に伴い退職」「配偶者の転勤に伴い退職」と書いても問題ありません。詳しい理由は面接で聞かれたときに答えれば大丈夫です。

資格欄の書き方
必ず書く資格
- 看護師免許(取得年月を正確に)
- 准看護師免許(該当する場合)
- 保健師免許・助産師免許(持っている場合)
プラスになる資格
- 認定看護師・専門看護師
- BLS/ACLS
- 糖尿病療養指導士
- ケアマネジャー
- その他の関連資格
直接関係ない資格(普通自動車免許など)でも、訪問看護志望なら必須になるため書いておいて損はありません。ただし、趣味の資格を大量に書くのは逆効果。関連性のあるものに絞りましょう。
志望動機の書き方
志望動機の3ステップ構成
- なぜ転職するのか(現在の状況と転職の動機)
- なぜこの施設なのか(志望先の特色と自分の価値観の一致)
- 入職後にどう貢献できるか(自分の経験・スキルの活かし方)
この3ステップで書けば、論理的で説得力のある志望動機になります。1つ目と2つ目をつなげて、3つ目で締めくくる流れが理想です。
志望動機の例文
「急性期病棟で5年間、内科・外科の看護を経験してまいりました。患者さんの退院後の生活まで支えたいという思いが強くなり、訪問看護への転職を志望しております。御社の『その人らしい在宅生活を支える』という理念に深く共感しました。病棟で培ったアセスメント力と多職種連携の経験を活かし、在宅での質の高い看護を提供したいと考えております。」
NGな志望動機
- 「給料がいいから」→ 本音でも書かない
- 「家から近いから」→ 志望動機にならない
- 「どこでもいいから」→ 論外
- 「前の職場がブラックだったから」→ 前職の悪口はNG

本人希望欄の書き方
「特になし」でも構いませんが、譲れない条件がある場合は書いておきましょう。ただし、あれもこれも条件を書くと「わがまま」に見えるため、本当に譲れないことだけに絞ってください。
- 「夜勤回数は月4回以内を希望いたします」
- 「子どもの保育園の関係で、勤務開始は9時以降を希望いたします」
給与の希望額は履歴書には書かないのが無難です。給与交渉は面接時か内定後に行うか、転職サイトのアドバイザーに任せましょう。
履歴書でよくあるミスと対策
日付のミス
履歴書の日付は提出日(郵送なら投函日)にしてください。過去の日付になっていたり空欄だったりするとマイナス印象です。西暦か和暦は統一して、混在しないように注意してください。
誤字脱字
手書きの場合、修正テープや修正液はNGです。間違えたら最初から書き直しましょう。PC作成の場合も変換ミスに注意が必要です。第三者にチェックしてもらうのがベストです。
空欄が多い
空欄だらけの履歴書は「やる気がない」と思われます。書くことがない欄も「特になし」と記入してください。趣味・特技欄も意外と見られているので、何か書いておきましょう。
プロに添削してもらうのが最強
自分で書いた履歴書は、自分では完璧だと思っていても第三者から見ると改善点だらけということはよくあります。転職サイトに登録すると、アドバイザーが無料で履歴書を添削してくれるサービスがあります。これは絶対に利用したほうがいいです。
アドバイザーの添削を受けると、志望動機の書き方がガラッと変わることがあります。「こう書いたほうが面接官に刺さりますよ」というプロの視点は非常に参考になります。書類選考の通過率が上がったという声も多いです。
よくある質問(FAQ)
Q. 職歴が多い場合はどうすればいいですか?
A. すべて正直に書いてください。省略すると経歴詐称になるリスクがあります。職歴が多い場合は、それぞれの職場で学んだことを面接で説明できるようにしておきましょう。
Q. ブランクがある場合はどう書けばいいですか?
A. ブランクの理由(育児、介護など)を簡潔に書いてください。「育児に専念するため退職」などと記載すればOKです。ブランク中に復職研修を受けた場合はそれも書いておくとプラスになります。
Q. 履歴書のサイズはA4とB5どちらがいいですか?
A. 最近はA4サイズが主流です。記載スペースも広いため、職歴や志望動機をしっかり書けます。ただし、指定がある場合はそれに従いましょう。
Q. 履歴書は手渡しと郵送、どちらがいいですか?
A. 指定がなければどちらでも構いません。郵送の場合は、添え状(送付状)を同封するのがマナーです。面接時に手渡しする場合は、クリアファイルに入れて持参してください。
Q. 志望動機は短くても大丈夫ですか?
A. 短すぎると「やる気がない」と思われます。最低でも150〜200文字、理想は250〜300文字程度です。簡潔かつ具体的に書くことを意識してください。
まとめ:履歴書は時間をかけて丁寧に作れ
- 職歴には施設名・病床数・診療科を必ず記載する
- 志望動機は「なぜ転職→なぜここ→どう貢献」の3ステップ
- 写真は清潔感重視。証明写真機かスタジオで撮影する
- 誤字脱字・日付ミス・空欄は印象を大きく下げる
- 転職サイトのアドバイザーに無料添削してもらうのが最強
- 給与の希望は履歴書に書かず、交渉は別で行う
履歴書は「自分という商品のカタログ」です。時間をかけて丁寧に作り込む価値は絶対にあります。自分一人で悩まず、アドバイザーの力を借りて、書類通過率の高い履歴書を仕上げてください。

参考:日本看護協会

